建築プロジェクトは一つとして同じものはありません。
敷地、予算、要望や目的、好みなどの条件がそれぞれ異なるからです。
友達のAさんが手に入れた空間が、そのまま他の方にも最適なものになるとは限りません。ですから、“あなた”が望んでいる空間は何なのか、ということをよく理解して空間を作らない限り、あなたにとって最適な空間を手に入れることは難しいのです。
REIではお客様の望み、真意をきちんと把握し形にする、ということを基本方針にしています。
要望として伺った内容を図面やスケッチ、模型として提示し、それに対する更なる要望や意見をまた組み込む・・・というやり取りを通して最終案が仕上がります。この過程でお客様ご自身も当初気づいていなかった、本当の望みを結果として見出していただけるというケースがほとんどです。
“衣料品の世界ではオートクチュール(注文服)の時代が終わり、プレタポルテ(高級既成服)が全盛なのだから建築の世界でもこれからは規格化された工業製品の時代だ。”とはある住宅メーカーの社長さんが言った言葉です。確かにその通り、規格化には大きなメリットもあります。しかし、衣料品はいくつも所有することが可能で“失敗した”と思ったら迷わずタンスの肥やしにすることも可能ですが建築ではそういうわけにはいきません。
REIのチームは、建築のことにしか興味のない設計者集団ではなく、建築設計以外の仕事も経験し、家庭を持ち、子育てや家事に参加し、海外に暮らし、こだわりの趣味も持つような者たちの集まりです。それぞれが多様性ある考え方を持ち、様々な角度からお客様の話を受け止めることができることにより、お客様が真に望んでいるものへと近づくことができ、それを形として作り上げることができるのだと考えています。